趣味の王様 ヨット

0-92イギリスではヨットが趣味の王様といわれているそうです。日本で趣味の王様というとアマチュア無線だそうですが、オートバイという人もいるし、鉄道模型だという話もあるし、みなさん、自分の趣味こそ”King of hobby”であると主張されていますね。

何の趣味でも、これが一番!と思って励むのは素晴らしいと思います。

ヨットは、オリンピックの種目にもなっているわりに愛好者は少なく地味ですが、やってみると大変楽しいものです。

ヨットといえば、加山雄三系の金持ちの道楽とイメージする人もおられるでしょうし、戸塚ヨットスクールのような猛烈シゴキ系を思い出す人もおられるでしょうし、太平洋ひとりぼっちの冒険家、堀江謙一氏に憧れる人もおられるでしょう。

どれも、庶民の定年退職後の趣味とは考えにくいですね(笑)。しかし、ヨットは、そんなにハードルの高いものではありません。

海や湖などに出かけないといけないし、道具も必要だし、シーズンもありますが、いわばスキーみたいなものです。その気になれば真夏でも真冬でもできますので、スキーよりシーズンは長いです。

スキーができる程度の体力は必要ですので、要介護状態になってから始めるのは厳しいです。昔からのあこがれがあったのでしたら、定年退職後、暇になったなら、すぐに始めましょう。

ヨットの始め方

ヨットは、セイル(帆)で風を受けて進む帆船のことですが、船室もあってエンジンとスクリューも積んでいる「クルーザー」と、一人か二人乗りの、風の力だけで進む「ディンギー」があります。

加山雄三はクルーザーで、戸塚ヨットスクールはディンギーです。ワインやウクレレを積めるのはクルーザーです。ディンギーは、すぐにひっくり返りますので、何も積めません。

始めるとすれば、ディンギーからがよいです。クルーザーは、船を準備するのも大変ですし、一人では操船できません。ディンギーは、操船の基礎から学べて、船舶免許も不要です。

一人乗りのトッパーが一番小さく、中古艇なら安いですし、ヨット教室やスクールでレンタルもできます。準備するものとしては、冬季はウエットスーツやドライスーツがあったほうがいいですが、夏なら、水着にライフジャケットでOKです。必要な服装は、帽子とサングラス、シューズ、防水腕時計くらいです。ラッシュガードを着れば日焼けや、悪天候の時の体温低下も防げます。

ヨットは免許は不要ですが最初の技術習得が難しいので、近所の池や海で独学で始めるというのは、ほぼ不可能だと思われます。安全についてもきっちり学んだほうがいいですから、ヨットスクールや教室に入って学ぶことをおすすめします。

ヨットは頭脳プレイ

スキーができる程度の体力と先に書きましたが、船の上ですので息がはずむような激しい動きは、ありません。帆を引いたり、舵を動かしたり、バランスをとるために、左右を行ったり来たりする程度です。

船がひっくり返った時に引き起こすのが、一番力がいりますね。ひっくり返る頻度は、スキーで転ぶ程度です。(笑)

それよりも、ヨット操作には、頭脳を使います。ヨットは風を帆に受けて進むわけですが、風に押されるわけではなくて、風の流れに帆を合わせて、空気の流れを作って引っ張られていくという高度な理論によって動きます。

スキーのように、とりあえず斜面に飛び込めばなんとか下まで辿り着く、というものではありません。理論を知らないとまったく動くこともできず、グルグルおんなじところを回っているだけになります。

ヨットレースに参加しよう

上手に風を捕まえられるようになると、波の上をボンボン飛び越えて進めますので爽快です。穏やかな風だとスピードは出ませんが、それものんびりしていいものです。空と海を見て人生をしみじみ振り返るのも良いですね。

レースになると、風向きや、他船の位置、コースなども計算しますのでかなり頭を使います。人生を振り返っている余裕はありません。

ヨットのレースは体力の差で勝敗が決まるのではありません。スピードの点では体重の軽い子供のほうが有利だったりもしますが、技術の差が大きいです。年寄りが不利ということはないんです。

それと、スタート時のポジションどりや、風向きの把握、相手の行動の予測など、頭脳戦も勝敗に影響が大きいです。囲碁や将棋に似ているかもしれませんね。

レースはスクールや、クラブで開催されていますので、ある程度操船できるようになったら参加してみると仲間も増えて楽しいことでしょう。

ヨットを始める際の心構え

趣味の王様とはいいますが、ヨットは危険も伴います。水難事故は全くないとはいえません。ライフジャケットをつけていても死ぬときは死にます。(助かる可能性は高まりますが。)

泳ぎの達人である必要はないですが、全く水が怖くて顔もつけられない、25mも泳げないという方には、ちょっと難しいかもしれません。

山登りを甘く見て遭難する人がいますが、ヨットも同じでして、一人で勝手気ままに海に出るのは避けましょう。クラブやチームに所属して仲間と楽しむのが良いです。

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