相続対策と争続対策は違う


相続税法が変わるとかで、相続税の課税対象に入る人が増えるようですね。

今まで、どこぞの資産家やお金持ちの話、うちには関係ないなんて思っていたような世帯でも、にわかに慌ただしくなってきます。

持ち家があるような人は、ちょっと気をつけて専門家に相談したほうがいいかもしれませんよ。

相続税法改正で相続対策が急務

そんなわけで、保険屋さんや不動産屋さんや、税理士さんなど、いろんな業種の人が、相続対策の案を出すサービスを行っておられます。相続士という資格まで出てきたとか。

相続税を減らすために、孫への学費をおじいちゃんおばあちゃんが出してあげるとか、生前にちょっとづつ贈与していくとか、いろいろ対策があります。

そのご家庭によって、どのような対策がふさわしいのか、全然違ってきます。オーダーメイドのプランになりますね。

相続税対策より相続争い対策が重要

相続対策というと、相続税対策のように思ってしまう人が多いのですが、実は争続対策が大切になります。

争う方の争続です。

工夫次第でできるだけ税金を抑えるテクニックというのは、上記の方々が詳しいのですけど、争う方の対策ができる専門家というのは非常に少ないようです。

税金の面で少々節約できたとしても、一族が揉めて喧嘩別れしたり裁判ざたになったら、とっても不幸です。

損失は金額では計り知れません。

争族対策は、相続税対策と同時に進めることにはなります。こちらは一朝一夕でできることではなく、非常に時間がかかります。

本当に大切なのは税金対策ではなく相続争いを防止すること

おじいさんが入院した、もういつまで生きられるかわかりません、なんていう状況では、どうしようもないです。

兄弟や親族間で揉めないようにするには、10年くらいはかけてじっくりじっくり動いていかねばなりません。

最初の争続は配偶者に半分いくわけですが、やがてやってくる二次相続まで考えて対策をしておくことが大切です。

どうせ遺産を子や孫に残すのであれば、死んでから税金をがっぽり払うために家屋敷を売ったり、兄弟仲違いしないように、生きているうちに、うまく資産活用できるように生前に分けたほうが生き金になりますね。

生前贈与や、相続時精算課税などの仕組みもありますので、子供や孫の数、資産の状況などに現状を鑑みて一番ふさわしい対策を、利益第一の保険屋さんや不動産屋さんでない、争続に強い専門家に、早めに親族も交えて相談するのが良いと思います。

早めに話し合っておけば、切羽詰まった問題ではなくなりますから、冷静に仲違いせず話し合えると思うのです。

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