高齢者の起業とシルバー資金融資制度

定年後の高齢者の起業

0-50定年退職をしてしまえば、悠々自適の隠居生活の年金暮らし、というのは、これまでの話で、今後は年金だけで暮らしていくのは厳しいです。

どのくらいの年金がもらえるのかは、年金事務所のホームページでシミュレーションできます。(年金事務所に行くか、郵便でも申請できます。)

今の現役世代は、愕然とするような金額です。(私は愕然としました。)

高齢者世代に入る歳になってから、自分で商売を始めるということは、ガッツがあれば、もちろんできます。カーネルサンダースは、60歳を過ぎてからケンタッキーフライドチキンを作ったというのは有名な話です。

高齢になってから事業を始めるというのは、何回失敗しても立ち直れる若者と違って、コワイものはありますが、亀の甲より年の功で、勝算のある計画は書きやすいという面もあります。

今までの経験や技術、人脈を活かして、事業計画もばっちりという場合は、シルバー資金融資制度を利用できるかもしれません。

日本政策金融公庫の融資制度です。女性、若者/シニア起業家支援資金(新企業育成貸付)といいます。

※融資限度額: 国民生活事業:7,200万円(うち運転資金4,800万円),中小企業事業:7億2,000万円(うち運転資金2億5,000万円)

技術・ノウハウ等に新規性があり、一定の要件を満たせば挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)も利用できます。

他にも、自治体などの融資制度もあります。開業資金とか、創業支援資金融資、起業家支援資金など、いろいろな呼び方があって、金利が低く、返済の据置期間があるのが一般的です。

条件や、審査はもちろんありますし、事業に必要な資金の全額を貸してくれるわけではありません。あるていど自己資金があり、もうちょっと(かなり?)足りない、というときに国や都道府県市町村が支援してくれる制度です。

都市銀行が、まったく振り向いてもくれない、門前払いのようなケースでもわりと借りやすいです。

事業失敗の場合は?

挑戦支援資本強化特例制度は、万一事業がうまくいかず倒産した場合、全ての債務に劣後するという特例もあり、果敢な挑戦を国は待っている! という感じもします。

失敗を恐れず、チャレンジしよう!

とはいえ、失敗する可能性はあります。新規事業なんて、統計上たいてい失敗するのです。国からの借金の取り立ては、民間の金融機関より厳しいです。家屋敷を全て失い、自己破産ということになるおそれもないとはいえません。

始めるときの手助けはあっても、失敗した時の救済は、あんまりないのです。法的に処理でき、命までは取られないというのが、まあ、救済といえば救済でしょうが。

ですので、子や孫の代に影響が及ばないよう、失敗した時のことも計画の中に入れておいたほうがいいとは思います。相続や保証人の問題ですね。

無一文になるかもしれない、という覚悟でないと、資本を投資するような事業はするべきでないなと、現状の日本の環境では思います。残り時間の少ない高齢者は、新事業は起こしにくいですね。

ネットビジネスなら小資本で

小資本からでも始められる事業はあります。電話一本で何でも屋というのは古くからあるビジネスですが、現代なら、口コミや、インターネットを使ったビジネスが盛んです。世間的には胡散臭いと見られがちな商売ではありますが、いまやすっかり市民権を得ている事業です。

ネットワークビジネスと呼ばれる連鎖販売事業なら、口八丁で仲間を増やして稼いでいるやり手の女性も多いです。生命保険などで営業能力を鍛えられた女性で活躍している人が多いようです。

また、パソコン操作の得意な人でしたら、これまでの経験ノウハウをまとめたマニュアルなどをインターネットで売るという情報販売や、アフィリエイトとよばれるインターネットを使った広告販売代行も、低資本で始めることができます。

全く資金を使わないというわけではありませんが、失敗しても、それまでにチマチマとかけてきた費用が無駄になるだけで、融資を受けるほどの資本は不要です。

ただし、いずれにせよ、始めるのは簡単ですが、実際に収益を生むまでは、それなりの時間と活動量は必要です。

生活費に困った時点で始めても、おそらく間に合わないと思われますので、将来を見越して早い時期から手を打っておくことが必要かと思います。

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