サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホーム

0-15サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームってなんだ!? どうちがうの? と思われる人が多いと思います。

介護の業界は、行政と民間事業者のせめぎあいで、革新めざましく?変化が激しいので、なんだかややこしいことになっております。

老人ホームという呼び方が幅が広すぎて曖昧なんですが、昔からある特別養護老人ホームや介護老人保健施設は、社会福祉法人が運営する施設です。介護保険で入所できます。

施設のスタッフも法令に則り運営されており、入所費用も介護保険で安く入れますが、数が足りなくて入所待ちの人でいっぱいです。

大掛かりな施設なので、そんなにポンポン作れるものでもありません。

それで、その代わりとなるのが、サービス付き高齢者住宅や介護付き有料老人ホームです。民間事業者が運営してます。

よくあるのが、潰れた町工場とか、土地を余らせて相続に困っている資産家が、銀行や不動産会社にそそのかされて建物を作って、運営は病院とか介護の会社がしているというケースです。

そのなかでも介護付有料老人ホームというのは、厚労省管轄の介護施設で、「特定施設入居者生活介護」という定額の介護保険サービスを利用できます。一時金を払って利用権を得て入所するという形になります。

住宅型有料老人ホームと、サービス付き高齢者住宅のほうは、ざっくりいえばただの賃貸住宅です。認可とか許可ではなくて登録制です。

建物はバリアフリーだったり、共同の食堂や浴場があったりして、年寄り向けに作られているところもありますが、既存の建物をちょこちょこっと改修しているだけのところもあります。

介護員が、日中常時滞在して安否確認サービスと生活相談サービスを行うということになっていますが、サービス提供は別契約です。

囲い込み問題

いちおう自宅ということになりますので、以前から付き合いのあった外部のケアマネージャーにお願いして、馴染みのヘルパーさんにきてもらったりデイサービスに通ったりすることができます。

ただし、これは建前でして、利益至上主義の事業者が運営する住宅では、ケアマネも訪問介護もデイサービスも、医者も、全部自分のところを利用するようにもっていかれます。

すべてのサービスを運営事業者の息のかかったところで固めれば、一味が全てグルですから、いいようにできます。不正もやり放題。虐待があっても外に漏れません。

部屋に閉じ込められて、ほったらかしのひどい状態の利用者も存在します。

私の経験例では、利用者が見学に行ったその日に入所させられ、以前のケアマネはクビ、サービス事業所も総入れ替え、ということがありました。私の事業所も切られまして、それ以来、その方たちの顔を見ることもありません。

一番極悪なのは、路上生活者を集めて生活保護申請し監禁、保護費をすべて巻き上げ、サービスは上限まで使っていることにし、さらに高額療養費制度や特別障害者手当まで悪用して、儲け倒すというものです。私の近所でも摘発されたところがありまして見に行ったことがあるんですが、郵便ポストまで全部目張りされておりました。

囲い込みは問題になっていますが、サービス付き高齢者住宅というのが中途半端な存在なので、よっぽどでないと、なかなか踏み込んだ改善などが難しいようです。

どこでも綺麗なパンフレットにいいことたくさん書いてありますが、本当の実態はどうなのか、じっくり見学して、できれば入居者の顔色や、家族さんの感想なども聞いたうえで選ぶのがよいと思います。綺麗なロビーだけ見せて、他の利用者さんは、プライバシーだからなんだとか言って断るようなところは注意が必要です。

 

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