ケアマネージャーの選び方 選んではいけないケアマネ

0-13師とのめぐりあいで人生が変わるように、ケアマネージャとのめぐりあいによって介護生活は変わります。

武術を学ぶためには、3年かけて良師を探せという中国の格言があるそうですが、ケアマネ探しは3年もかけておられません。一刻を争う状態のことが多いです。

市役所の介護保険課では、居宅介護事業所のリストをポンと渡され、この中から選んでください、なんて言われます。市役所の立場上、おすすめしたりランキングをつけたりできないのです。ある程度、評判の良し悪しは知っているかもしれませんが、教えてはくれません。

実際にケアマネージャーのお世話になっている人の口コミは、一人のケアマネージャーしか知らず、ほかのケアマネージャーと比較しているわけではないし、その人の価値観や色眼鏡がおおいに含まれているので、あんまりケアマネ選びの参考にはなりませんね。

直接ケアマネに聞くという方法もありますが、自分のことはもちろん、意外と他のケアマネのことも悪く言わないです。けっこう横のつながりがあるので、悪いことを言ったら、すぐに伝わるからです。

訪問介護事業所の人に聞くと、これはけっこう悪口が出てきます。しかし、きつい仕事を組んでくる、なんていう自分の立場から見た評価だったりしますので、これまた参考になりません。

利用者にとって良いケアマネと、家族にとって良いケアマネと、事業所にとって良いケアマネも、また違うんです。

気が合う合わないというのと、適切なケアプランを組めるかどうかというのも、また違います。

行政や医療機関、いろんな事業所がかかわる介護現場の全体的な監督をするのがケアマネージャーです。いい人、だけではダメです。要介護度が低くて、使うサービスは杖のレンタルだけ、なんていう状態でしたら、だれでもいいかとおもいますが、重度の要介護度になり、保険点数が足りず、障害福祉サービスも組み込んでいかないといけない、なんていうケースになると、相当できるケアマネージャーでないとむつかしいです。

いろいろな困難ケースに対処してきたケアマネが頼りになります。そんなケアマネは、ビシッとしていてけっこうキツイこともいいます。利用者の浅はかな要望をはねのけ、期待以上のサービスを組んでくれます。過保護ではなく、自立支援になっています。

ただし、誘導が上手なケアマネは、事業所の売上の増加を狙って、必要でないサービスを組んでいたりすることもあります。利益至上主義です。この辺りの見極めは利用者側からは困難です。行政の監査はありますが、監査もいろいろ問題があります。

逆に、何でもハイハイいって、利用者の希望通りに動くケアマネは、御用聞きケアマネといってバカにされています。生徒の言うことをハイハイ言って授業が成り立っていない先生みたいなものです。

ケアマネは利用者の希望でいつでも替えられるので、すぐにクビにできます。ダメなケアマネはあちこちでクビになってヒマです。できるケアマネは、忙しいです。

できるケアマネは、キレイ事で穏便には済ませません。理想的な介護プランを組もうとするとだいたい、どこかと衝突します。利用者本人、家族、自分の所属する事業所の経営陣、利用するサービス事業所、医者、行政、近所の人、など。

きちんと自分の意見を主張して、よりよい環境を作っていくのが良いケアマネでしょう。ただ、喧嘩っ早いケアマネは利用者からクビにされやすいので、これも困りモノです。うまくまとめられるのは人徳です。

結局は、能力と人徳のあるケアマネージャーがいいということになります。なかなか当たりませんので、なんども交代していく事になるかもしれませんが、あんまりクビにばっかりしていると、いっこうに介護環境が整いませんし、要注意利用者として業界に知れ渡ることもあって、ほんとうに難しいですね。

信じて任すことも必要かもしれません。

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