介護タクシーの料金制度

0-82介護サービスの料金というのは、介護保険で決められた料金です。30分の身体介護が何点、60分の生活援助が何点、というふうに点数で決められており、1点が10円程度です。10円程度というのは、市町村によって小数点以下にやや差があるからです。

利用者負担は1割です。利用できる点数は、要介護度により上限に違いがあります。要介護度の高い人のほうが、たくさん使えます。

介護のサービスの料金は、このようにわりと明確なのですが、例外があります。それは介護タクシーの料金です。

料金は会社によってまちまちです。介護タクシーと言っても、介護保険を使ったサービスを行っている会社と、介護保険は使えなくて、普通のタクシーの料金制度にしている会社があるのです。

自宅から、病院まで、ほんの目と鼻の先なのに、5,000円の料金を請求される会社があったり、300円くらいで行ってくれる会社があったりします。どちらも違法ではありません。

介護保険が使えるタクシーのほうが安いのかといえば、そうでもなくて、乗り降りの介助は介護保険、運賃はタクシー会社の運賃、というふうにハイブリッドにしている会社もあります。運賃プラス介護料にしている会社もあれば、介護保険でまかなえるぶん、運賃を値引きしてくれる会社もあります。

運賃だけで介助サービスをしてくれる介護タクシーもあります。やってくれることは同じです。

介護保険での介護タクシーは、介護保険の規制が強くて、墓参りだとかレジャーの利用を認めてくれないこともあります。家族の同乗もできません。その点、介護保険を取り入れていないタクシーとしての介護タクシーのほうが融通は効きます。

ここまで読んで、わけがわからなくなる人も多いでしょう。大丈夫です。専門家であるはずのケアマネージャーでさえ、わけがわからなくなっている人は多いです。

なぜ、こんな混乱があるかというと、介護タクシーは、国土交通省の管轄の部分と、厚生労働省の管轄の部分がミックスしているからです。

日本の行政は縦割りのため、お互いのすり合わせがありません。何を持って違反とするかというブラックな部分が、双方の見解で違っているためグレーな部分ができます。事業者はもちろん、都合のいいように解釈します。

運転手にしても、二種免許がないと運転できなかったり、訪問介護員の資格だけで運転できたりします。ナンバープレートの色で違いがありますが、利用者側からは区別がつかないでしょう。

料金は、利用する前によく確認しておくことです。しかし料金の安さより、会社の体制や運転手の質の方を優先したほうがいいです。

おすすめは、二種免許と訪問介護員の両方の資格を持つ運転手が運転する、事業用ナンバーを付けた、車椅子仕様の車両を複数台使っている比較的大手の介護事業所です。

緊急時や、事故などあった場合の対応に違いが出ます。

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