老々介護の現状と問題点

050老々介護というのは老人が老人を介護することです。認知症の奥さんを、おじいさんが介護しているというような状態で、おじいさんが倒れたら共倒れです。ふたりとも認知症ということがあり、事故の危険は非常に高いです。

他に身寄りがない場合、自分から介護の相談することがなく、近所の人が見かねて、民生委員やケアマネージャーに相談したり、まだ相談があればいいのですが、最悪な事態が発生してから発覚したりということも多いようです。

老々介護は、夫婦のことだけでなく、社会全体が老々介護の様相を帯びてきております。訪問介護のヘルパーさんや、介護タクシーの運転手など、けっこうなお年の人が多いです。70代の人も普通におられます。介護を受ける人より介護員のほうが年上というケースは、珍しくもなんともありません。

なかには介護職員が要介護認定を受けていたという例もあります。もはやどちらがどちらだかわからないですね。

介護職員が事業所の利用者になるということもありますし、自分のところは嫌だから、よそのヘルパーにお願い、なんてこともありますが、介護する方される方は、グルグル回っております。

若い職員が少ないのです。施設の職員はまだ若者も多いですが、退職率は高いです。なぜなら収入が低いので、介護職の給料では生活ができないからです。経験を積んでステップアップしたところで、たいして昇給はありません。

この点、高齢の職員なら、年金や退職金など、給料以外の収入や蓄えもありますし、生活費もそんなにかからないので、やっていけます。体力は必要ですが、特別な技術は必要でないし、パソコンが使えなくても働けます。ステップアップするつもりもないし、利用者とは話も合うので楽しいのです。

事業所側としても、あまり不平不満も言わないし、年の功でわかってくれることも多いので、ありがたい働き手です。

しかし、これでは介護業界に未来はありません。海外からの働き手をまねこうという動きもありますが、うまくいっていません。一億総介護になってしまったら誰が面倒を見てくれるのでしょう。

たぶんロボットとか、IT技術になるのだと思います。

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