高齢者雇用安定法は必要か

0-90高齢者だからといって、採用の時に差別しないように、定年退職は延ばして長く働けるようにしなさいよ、という法律ですね。

そもそも定年退職という制度ができたのは、昔のドイツで、ビスマルク首相が政敵を追い出すために制定したんだとか。年をとったら黙っとけ、という意図があったようです。労働者にしても、決められた年齢まで労働したら、あとはじっとしていなさいという考え方があったんですね。

江戸時代までの日本では、奉公が終わったらのれんわけをして、自分で頑張っていきなさい、という制度でした。高齢になればご隠居ということで、相談役とか知恵袋的な存在で尊敬を受けていたのですね。

今は高齢者が多すぎて、全員が尊敬を受けるご隠居さんになるのは難しいでしょう。しかし、定年退職後はじっとして黙っておきなさい、のんびりしておきなさいというわけにもいきますまい。

働ける人から仕事を奪うのは社会の損失だと思います。年をとっても意欲も体力もあり、技術もあり、経験や人材もある人は、社会の役に立っていてもらったほうがいいと思うのです。

私の会社でも70歳を超えても50代、60代よりの人たちより、バリバリ働いて客さんからの評判も絶大な人がおりました。

前の会社を定年退職しても働き足りなかったようですが、うちの会社は年齢関係なし、やりたい人はどんどん働け、あんまりやる気のない人は、そこそこ最低限でいいよ、というやり方だったので火がついたようでした。ありがたかったです。

年をとって、いつまでも組織のトップに居るというのは、これは組織文化が停滞したりして問題があると思うし、年令によってはできない仕事もあるとは思いますが、尊敬されながら働き続けられる仕組みは必要だと思います。

人間、働きをやめると、ダメになりますね。退職後、急激に体も衰え認知症になってしまう男性は多いです。社会の役に立たなくなったんだなあ~という意識が働くからだと思うんです。

旦那が死んだ女性が明るく輝き出すのは、旦那のためだけだった人生が、一転開けて、社会のために役だつことができるという意識が芽生えるからじゃないかなあと思うのです。

働きとは、お金を稼ぐということだけではなくて、ボランティアでもなんでも人の役に立つことは働きですね。稼がないと生きていけない場合は、稼げる仕事を。もう十分資産があってそれで余生を生きていける人は、稼ぎがなくても、やりがいのある仕事を。

資産を吐き出しながらでも、社会の役に立っていけば、経済も回るし、相続問題も減るし、いいかなと思ったりもしますが、資産のある人は、働くとますます稼いだりしますけど、お金を貯めこんで引きこもっているより、ずっといいですね! 

アメリカではもうええっていうくらい稼ぐ人は、寄付をジャンジャンするという文化もあります。これは文化というより税制の違いもあると思いますが。

いずれにせよ、働けるうちは働きたいと思いますが、社会が必要としているか、もういりませんと言われるのか、仕組みや制度がどうこうというのとは別に、今までの生き方で差が出るところではありますね。

必要とされる年寄りになりたいと思います。

コメントを残す