飼い主の死後のペットの世話

0-43近頃は、ペットの地位もどんどん上がってきておりまして、昔みたいにそこらで雑種の野良犬を拾ってきて、残飯をやっておくというということも少なくなってきたようです。血統書付きのワンちゃん猫ちゃんに、人間以上にカロリーや栄養に気を使ったフードを召し上がって頂いて、医療もちゃんと受けてもらって、そのためのペット保険もありますね。

お亡くなりの際は、ちゃんとお葬式もしてご供養もあります。ペット霊園もあるし、ペット合祀供養もあります。自宅用には仏壇じゃないですが、洒落た感じのメモリアル用の位牌みたいなのも売っています。いたせりつくせりです。

さて、ペットの最後を看取るのが人間の場合はいいのですけど、人間の最後を看取るのがペット、ということも無きにしもあらず。オウムなんて50年とか100年近く生きます。私のお義母さまはアオメキバタンという大きなオウムを飼っていますが、まだ、7歳くらいだそうなので、たぶんお義母さまより長生きします。

お義母さんのオウムは、将来我が家に来ることが決定しているのですが、飼い主の死亡後、行き場のないペットもあることでしょう。飼い主としては、可愛い我が子のようなペットが心配になりますね。

人間の幼い子であれば、相続人ですから、後見人をつけて相続財産で面倒見てくれ、と信頼できる人や、そういう機関にお願いできますが、ペットの場合は、ペット自体が相続財産です。

信頼できそうな人がいるなら、その人を指名して、世話をしてくれたらお世話代としてお金を相続させる、と遺言に残すことができます。負担付遺贈といいます。遺言に書いても断られる心配があるなら、生前に約束しておくのがよいでしょう。ちゃんと契約書を公正証書で作っておきます。死因贈与契約といいます。

何も手を打っておかず、引き取り手がない場合は、保健所で処分されます。

他には、信託という方法もあります。投資信託は、株式投資など財産の運用を信じて託すということですが、ペットの世話と信託するんですね。こうなってくると、なんだかビジネスライクになってきますが、信託の管理者には、ちゃんと運営の義務がありますから、安心な感じがします。

ただ、お願いした人はもう天国ですから、あとは見守ることしかできないのが歯がゆいところではありましょう。
抜け漏れのないように、しっかり手を打っておきましょう。

そういう依頼に強い司法書士などもおられるようです。

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