老人ホーム・介護施設選びでの注意点

0-38介護保険制度ができる前は養老院というものがあったのですが、こちらは、あんまりいいものでもなかったようです。放り込まれる、というイメージが強かったようです。

介護保険ができてからは、いろいろな施設ができました。いろいろ種類がありすぎて、たいへんややこしいです。

介護保険の給付対象として、1割負担で利用できるのが、介護老人保健施設(略称ロウケン)、特別養護老人ホーム(トクヨウ)です。自宅での生活が大変だから入所したい、という希望があればケアマネージャーがまず検討するのはこちらでしょう。新しく介護療養型医療施設という事業形態もできています。

ロウケンは、入院して退院された人とか、家族の都合で一時的に入所したいという時に使われます。入所期間は3ヶ月が限度です。認知症がヒドイとか、もうほとんど寝たきり、という方は、トクヨウです。入所希望者にたいしてトクヨウの数が少なくて、なかなか入れません。要介護度の高い人が優先されます。

認知症の方が共同生活をされるのはグループホームといいます。日帰りのデイサービスが、お泊りもできるという小規模多機能居宅介護もあります。他にもケアハウスなど、あります。

永住するための、有料老人ホームというのが急激に増えました。民間企業が儲かると思って次々作りました。トイレ付き個室が50室ほどが標準的です。リビング、ダイニング、浴室は共用です。

入居金をどかっとまとめて払って入居するスタイルや月々払うところなど、いろいろです。超高級のところもあります。有料老人ホームのスタッフが介護もするところや、他の介護事業所からヘルパーに来てもらうところや、介護サービスはついていなくて、介護が必要な状態になったら契約終了で退去、というところがあります。

契約してもすぐに亡くなって入居一時金を返してくれなかったり、介護の内容がいい加減だったり、トラブルが多いので問題になりました。

超高級のホテル並みのところはイベントもたくさんあり、すごくいいですが、超高額です。生活保護の人でもOKというようなところは、申し訳ないですがお粗末なところもあります。

サービス付き高齢者向け住宅というのもあります。こちらは国土交通省管轄です。高齢者のための住宅が足りないので作られた高齢者専用賃貸住宅というバリアフリーの住宅が、介護の部分が曖昧だったので、変わってできた制度です。高齢者でも入居でき、入院などでも退去を要請されず、ヘルパーなどが常駐し生活相談サービスがあります。

要介護状態になってから施設入所になるというケースから、元気なうちに先のことを考えて、あらかじめ家を売って介護をしてくれる住宅に住んでおこう、という流れになってきているように思います。

ただし、将来どんどん健康状態が衰えていくことを考えて、はたして住み続けていくことができるのか、よく見極めることが大切です。

ブームに乗っかって、軽々と参入してきた企業や、年寄りの不動産オーナーに相続税対策になりまっせ、とうまいことをいって建てさせた建築会社などもあって、何十年も運営していけるのか心配なところはあります。

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