統合失調症の実例 症状と原因など

035統合失調症は精神的な疾患で、かつては精神分裂病なんて呼ばれていました。
かつて痴呆症と呼ばれていた認知症とは、症状も原因も違うようです。
認知症、統合失調症、というより、痴呆症、精神分裂病の方が、イメージはしやすいように思いますが、固定観念が差別につながると、そんな理由で改名されたのでしょう。名前を変えたところで時間とともにイメージは固まっていくようには思うんですが。

認知症(痴呆症)といえば主に高齢の方の脳みその機能が衰えてきて、だんだん身の回りのことや最近の記憶や、自分自身のこともよくわからなくなってくるようなものです。夜中に徘徊したり、ウンチをいじくりまわしたり、おなしな行動をすることも多くなります。

統合失調症は、若い人でもなります。日本人の100人に1人は発症する可能性があると言われます。原因はいろいろあるようですが、過度な精神的ストレスが引き起こすことがあります。うつ病が進行して統合失調症になるということもあるようです。

認知症が恍惚の人なら、統合失調症は妄想の人です。架空の世界を頭のなかで創りだして、それも、かなり細かい設定までつくってしまって、恐怖におののきます。誰かにみはられている、襲われる、電波攻撃を受けているなどの妄想、幻聴、幻覚などがあります。

私は、同居していた30代の同性の友人が統合失調症になってしまったという経験があります。私が過度なストレスをかけたのではなく、勤めていたヤクザの金融屋が辛くなって逃げて、彼女にもふられて行き場をなくして、転がり込んできたのです。たった一人の肉親である兄貴が若くして癌で死んでしまって、お金もなくなって、ストレスでいっぱいだったのでしょう。

誰かにみはられている、脅迫状が来る、など、発症の前兆みたいなのはあったのですが、統合失調症が明らかになったのは、東京でやり直すと、他の友だちからもお金を借りて、旅立った時です。

新幹線のなかで誰かに追われていると感じ、おりたところからタクシーに乗り換え、十何万円も使ってタクシーの運転手は喜んだでしょうが、到着した東京の警察署に駆け込んで、不審に感じた警官が身元確認のために私に電話をしている間に行方不明になり、次に連絡がとれたのは兵庫県の明石警察でした。

そちらで保護してくれればよかったのですが、それは警察の強制できることでもないようで、またタクシーに。電波が襲ってくるので自分の携帯電話を破壊し、タクシーの運転手の携帯電話で私に電話をかけてきて、戻ってきました。1週間で、ひどい匂いになっておりました。

命を狙われているからと、大阪の警察に保護を求めに行ったところ、保健所で統合失調症と判断され即、入院。

私はドラッグでもやっていたのか疑ったのですが、どうやらそれはなかったようです。入院してヤレヤレではなくて、それからがほんとうに大変でした。相当多くの人を巻き込んで大騒動でした。入院したり退院したり、そのたびに何か事件を起こし、病院を転々と変わっていって、今はどうなっているのかわかりません。

これは極端な例ですが、他に私が知っている統合失調症の例では、行方不明になって長らく路上の放置車両で生活をしていた女性、覚せい剤の常習から統合失調症になって、たまに住所が書いていない娘からの手紙がやってくる男性、高学歴の哲学者だが放浪癖があって行方不明になる男性、部屋に引きこもって数十年、潔癖症で戸棚の食器を動かすのも拒否のため、部屋じゅうが蜘蛛の巣だらけの女性、などあります。

全員、生活保護を受けていました。自力での生活は無理です。
共通点は、全員視点が定まらないというところです。治療のための薬のせいかもしれませんが、こちらを向いていても、焦点がはるか向こうにあっている感じです。

統合失調症の人って、環境に精神が耐えられなくなり、自己防衛の果てに妄想の世界に逃げ道を開いてしまった人ではないかなという気がします。

私は専門家ではないので、脳のシナプスがどうのこうのという話はわからないのですが、何人かみてきてそう感じました。お年寄りの、脳機能の劣化じゃないですね。

認知症の予防には、脳の機能を維持するために創造的な生活をおくることが良いようです。
統合失調症の予防には、脳を休められるような幸せな環境に身をおくことだと思います。むつかしいですね。

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