パソコン世代の終活を考える

死後のパソコン処理

045団塊の世代が高齢者になって、パソコンの使えるお年寄りも増えております。ところで、パソコンやインターネット上の情報は、本人の死後はどうなるのでしょうか。

パソコンを棺の中に入れる訳にはいかないし、思い出の品にしておくにも、場所はとるし、けっこう困ります。

それにパソコンには、残すのはまずい、という情報がいろいろ詰まっていることもあるかと思います。死んだ後はどうなろうが知らん、というなら構いませんが、情報流出で不名誉なことになるのは、子孫に対しても申し訳ないです。

データ抹消は、普通にパソコン上で削除するだけでは、見えないところで残っているので、知識のある人なら復活させられます。

自分の恥ずかしい記録くらいは見られても、どうってことはないですが、他人の個人情報や企業の秘密など見られて迷惑をかけてはいけませんね。

パソコンの処理はリサイクル法やなんやでややこしいです。新しいパソコンなら売れるかもしれませんけど、リサイクル屋さんに引き取ってもらうにしても、データは綺麗サッパリ抹消しておきましょう。

HDDを取り出して、ドリルで穴を開けるとか、ハンマーで叩き壊すとか、物理的処理が確実ですが、わからない人は、無茶をしてはいけません。感電とかしたら大変。

パソコンデータを無料で確実に消去してくれる回収業者もありますので、そういうところに頼むのがよいでしょう。
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あらかじめ抹消してから死ぬというのは難しいと思いますので、エンディングノートで手順を残しておくのがいいような気もします。

死後のクラウドやSNSの情報の削除は?

しかし、クラウドサービスに情報を保存していた場合、どうなるんでしょう?

フェイスブックやツイッターなどのSNS、ブログなどにも記録が残ってしまいます。こちらはもともと世間に発信するためのものでしたから、死後も思い出に残ってて良いようにも思いますが、残された家族が消してほしいと要望することもあるかもしれません。

フェイスブックの場合は「追悼アカウント」というのがあって、管理者を生前に指名できます。(アカウント設定→セキュリティ→追悼アカウント管理人)

追悼アカウントになると、友人や家族だけが閲覧できるようになります。もちろん、アカウントの解除もできます。

ツイッターは、死亡したことの証明をメールでやりとりしたりしてアカウント削除ができるようです。ちょっとややこしいですね。

実は、こういったいろいろなSNSなどに残した情報の処理を一括管理するサービスも現れています。

株式会社kitamura(東京都港区)は、「ラストメッセージ」という、死後のデジタルデータ消去を第三者に頼める遺言サービスと、見守りサービスを兼ね備えたサービスを運営しています。

どこに残している、どの情報を、どう削除するかということを、ワードに記載した「機密ファイル」を、グーグルドライブなどのクラウドにアップしておき、そちらにアクセスするためのログインID、パスワード、Wordファイルのロック解除キーを、サービス会社と、本人の信頼できる家族や相方と、分けて保管しておくというものです。

週に一度の生存確認メールがサービス会社から送信され、クリックされているかどうかで、本人の生存を確認し、なければ確認をとって、相方と照合して、データ削除を実行するというものです。

本人や相方に、ある程度IT知識がないと難しいですが、司法書士など、成人後見人が相方となりえるかもしれません。

まだあんまり馴染みのないサービスですけど、今後は一般的になっていくかもしれませんね。

追記:

「ラストメッセージ」は顧客が集まらず事業化できなかったということで、サービスが中止になっております。まだ時期尚早だったのかも。

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