高齢者の筋肉低下と健康維持

お年寄りでもここまで筋肉ムキムキになれるのかと、驚愕したできごとがありました。

70歳からの、筋肉アップです。

高齢者の筋肉の衰え

介護の現場では、リハビリを受けている人など、多く見てきましたが、うまくいっている人を見ることは、あまりありませんでした。

加齢とともに、杖→車椅子→ベッドで寝たきりとなっていくのは、仕方がない面もあるとは思いますが、60代で急激に弱っていくのは、本人の健康に対する意識が低すぎます。歳をとったからといって、いきなり筋力が低下するわけじゃありません。

現役を引退して、体を動かす機会が減ると、筋力が衰えていくのです。

一日中、テレビを見たりゴロゴロしていると、筋肉が減っていって、骨も弱くなります。

それで骨折などして、入院などすると、たちまち寝たきりです。そこから復活するのは、なかなか大変になります。

筋力が弱ると、立ち上がるのも面倒くさくなるし、歩いていても、小さな段差にけつまずいて転倒したりして、悪循環になります。食事もちゃんと摂らなくなりますし。

うちの父親もそうなのですが、そんな人はいっぱい見てきました。でも、それは不可抗力じゃなくて、努力不足、意識不足です。

高齢者は筋力が低下します

高齢者が筋力が弱っていくのは、筋肉を使わなくなるからです。適度に筋肉を動かしておれば、筋肉は維持されます。

人間の体は、必要に応じて馴染んでいきますので、この程度の筋肉しか必要ない、という生活をしていれば、その程度の筋力になりますし、このくらい必要だ、という生活をしていれば、そのくらいの筋肉が維持されます。

ただ、新陳代謝の衰えはありますから、食事の栄養分が血肉に変わりにくいということはあるかもしれません。そのへんの生理学には詳しくないので、なんともいえませんが、丈夫な人と、衰えている人は、日頃の体の動かし方が大きく関わっているのは、見ていて明らかです。

家庭菜園で農作業をしているとか、日頃から孫の相手で走り回っているとかいう人は、日常生活で筋肉を維持するための運動量は満たされましょうが、なーんにも体を動かす必要がないという人は、意識的に鍛える必要があります。

高齢者が筋肉をつける方法

70歳でムキムキになった人というのは、私と同じ太極拳教室に通っているおじいさんなのです。仮にA爺としますが、A爺は定年退職して、毎日が日曜日、暇なので近所の公園でやっていた太極拳のグループに参加したところ、おもしろかったのか、夜の教室にも通い出されました。

そのうち、太極拳に飽き足らず、合気道も習いだし、さらにはボクシングもはじめ、スポーツジムにも通いだして、このごろはマラソン大会にも出るとかいって、手当たり次第、なんでもかんでもやっておられます。

移動は自転車だし、一日に8時間から10時間は体を動かしているということなのです。

(追記:バレエ・ダンスまで始められました。もはや、何を目指しているのか、さっぱりわかりません…)

初めてお会いした時のA爺は、細い体で、スポーツをするっていうのにカッターシャツにスラックスで、胸ポケットにはボールペンが刺さっているし、まったく運動音痴っぽかったのです。それが、一年余りで、腹筋は割れて、Tシャツがピッチピチになりました。

高齢者の筋肉トレーニング

前述のA爺は、やりすぎの感がありますが、部位ごとに筋肉を鍛えようということはしていないようです。

高齢者は、ボディビルダーになりたいわけでもないでしょうから、重いものを持ち上げて特定の部位を増大させるような運動は必要ないでしょう。無理すると、ボキッとか、グキッとなります。

ウォーキング、スイミングなど、無理のない全身運動を毎日続けるのが良いと思います。筋肉を増やすのと同時に、間接の柔軟性を保つような運動がおすすめです。

A爺は主に、格闘技のトレーニングをしていますが、格闘技は全身バランスのいい筋力と、柔軟性が必要ですから、ちょうどいいですね。ただ、打撃や投げを実際に掛け合うようなハードなのは、やっぱり避けたほうが良いとは思います。ダメージを受けてしまうと、回復も遅いし、脳の血管が破けたりすると、命に関わります。

型だけとか、サンドバッグ打ちとか、技の掛け合いをするにしても太極拳の推手くらいが良いと思います。

高齢者におすすめの筋肉を維持する運動

トレーニングジムの会員になって、毎日鍛えようという人はよく聞きますが、続かなかったという人もよく聞きます。

一人で、黙々と体を維持するためにマシンに向き合うというのは、大抵の人にとって、つまらないです。家の中で腕立て伏せ、腹筋、スクワットというのも、根気が必要です。モチベーションを維持できる人って、筋肉競技に出る人か、ナルシストくらいじゃないでしょうか。

前述のA爺が、良い例だと思っているのですが、好きな運動を大勢と一緒にするのが良いと思っております。

負けん気が強いというのも、好作用が働きます。A爺は、相当負けん気が強いです。

太極拳は、元来、筋力を使わない動きが重要視されているんですが、A爺はなかなか脱力ができず、ガチガチの力任せで、うまくできませんでした。それが合気道やらボクシングやらかじりだして、ほかの皆様からバカにされだした感じもあったのですけど、体つきは、だれよりも短時間で変化していきました。

どういうわけか、だんだん太極拳も上手になってこられたし、やはり好きこそものの上手なれですね。

筋肉増強は、おまけ

A爺にとって、筋肉増強は、副作用というか、おまけみたいなものです。

いろいろ興味関心を持ってのめりこみ、ついでに負けん気も手伝って、熱心に体を動かしているうちにムキムキになったのですね。

楽しんでやっているうちに自然と…、というのが一番いいように思います。

なにか、体を使う趣味、楽しみを見つけ、やめられないくらい熱中いたしましょう。

コメントを残す