介護保険外のサービス

介護保険サービスの範囲

0-75介護保険でのサービスは、実は非常に幅が狭いです。介護サービスは要介護認定を受けている人の日常的な生活を支援するもので、目的は自立した生活を送れるようにすることです。

「身体介護」のサービスは、食事や排せつ、入浴の介助、外出の同行、おむつの交換などです。
「生活援助」は、調理や掃除、洗濯、お買い物代行など。

お手伝いさんや家政婦とは違いますので、家族のぶんの食事や、本人の生活に直接関係のない庭掃除なんてのも、介護保険のサービス外です。ホームヘルパーのお仕事ではありません。

年末大掃除とか、おせち料理なんてのも、当然、保険外です。ペットの散歩なんてもってのほか。

微妙なところでは、病院の通院時の付き添いがあります。院内の介助は、病院の看護婦さんなりスタッフがすべきものであり、介護のホームヘルパーが介護保険のサービスとしてするものではない、というものです。

大病院となりますと、待ち時間3時間、診察時間3分なんて当たり前です。3時間ぼーっと待っているだけで保険請求されてはかなわん、というのが行政側の本音だと思いますが、付き添いという行為自体は必要ではあります。

小さい病院なら看護師さんの目も届くでしょうが、受付から診療科まで10分も歩くような大病院では無理な話でしょう。

ヘルパーの付き添い代は、保険請求できないとなると、泣く泣くヘルパーのボランティアか、30分いくら、という実費請求となります。国が定めた最低賃金ぶんくらいは請求させていただきませんと、職業としてなりたたなくなります。

介護保険外サービス 政府が育成

何が介護保険で、何が介護保険外かというのは、介護を受ける側には非常にわかりにくかったのです。

混同すると困るので、介護事業所が介護保険外サービスを提供するのは禁止としていた無茶な自治体もあったようですね。

禁止されていない地域では、サービス内容によって、生活援助か身体介護と同じ扱いにして、介護保険サービスの全額とおなじ料金設定にしてみたり、もう少しリーズナブルに独自の料金設定をしてみたり色々でした。

このたび(2015年)、政府は介護保険外サービスについて指針を出すそうで、外出の付き添いや、弁当の販売などについての基準を明確にしていくそうです。

今まで、介護事業所が介護保険外のサービスをするのは、なんとなく罪悪感があったりしたのですが(保険の1割負担の料金に比べて、請求額がぜんぜん違うためか?)、これにより堂々と、保険外のサービスとして実施できるようになるのではないでしょうか。

指定の介護事業所でない業者も、堂々と営業できるようになってくると思います。利用者としては、選別できる賢い目を持つようにしたいですね。

ケアマネージャーも今まで以上に幅広い知識と勉強が必要になってきます。

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