介護保険サービスの利用の方法

0-28おじいちゃんが頼りなくなってきたけど、介護保険は使えるの? どんな手続が必要?

介護保険制度が始まった頃は、入院して退院後の生活が無理っぽい、とか、認知症が進んで家族ではにっちもさっちもいかない、といった差し迫った状況での要介護認定の申請、介護保険サービスの利用を開始する人が多かったように思いますが、最近は、どうしようもならなくなる前に、予防の意味で介護サービスを利用することに重点がおかれつつあるかんじです。

ヘルパーの訪問介護にしても、至れり尽くせり、ヘルパーさんにおまかせ! ではなくて、できることは自分でする、必要な部分だけサポートしてもらうというサービスが主流になっています。

デイサービスにしても、一日ゆっくり、食事も風呂もおやつもレクリエーションも、というスタイルが多かったですが、最近は、午前か午後の3時間ほどの利用で、体操や脳トレで、体力知力の衰えを防止しよう! というスタイルのところが増えてきています。

ですので、まだ介護サービスを受けるには早いかな? と思っていても、気軽に相談してみると良いでしょう。

介護保険サービス利用手続きの流れ

介護保険制度を利用するためには、まずは要介護認定を受けなければなりませんので、市町村の役所の介護保険課に申請します。必要書類を書いて、主治医の意見書を添付して申請すると、調査員が家にやってきて、なんだかんだ質問されコンピューターにかけられて、要介護度が決定されます。

介護の必要度合いに応じて、「要介護」(1~5)、要介護まで至らない「要支援」(1~2)、介護が必要でない「自立」に区分わけされます。

このレベルによって、使えるサービスや、介護保険が給付される金額の上限が違ってきます。利用者が負担する額は、サービス料金の1割もしくは2割です。介護保険法で決められた料金になっています。

認定が降りるまで、おおよそ1ヶ月かかりますが、緊急性の高い場合は暫定でサービスを開始できます。(要介護認定されなければ費用が10割負担になるかもしれませんが、そんな人は緊急ではないでしょうから、1ヶ月待ちましょう。)

介護の相談は、市町村の委託を受けた「地域包括支援センター」や、民間のケアプランセンターでもできます。お客になる可能性が高いので、要介護申請の代行を無料でしてくれる事業所が多いです。

「要支援」か「要介護」かによって、地域包括支援センターか、ケアプランセンターのケアマネージャーが担当になるか変わってきます。(民間のケアプランセンターは稼ぎの大きい「要介護」を好む傾向があります。)

要介護認定または要支援認定がでれば、介護保険サービスを1割(又は2割)負担で利用できるようになります。

どんなサービスを利用したいか、利用できるのか、利用すべきかは、ケアマネージャーに相談しましょう。訪問介護、デイサービス、福祉用具レンタル、住宅改修など、いろいろなサービスを組み合わせることができます。

ここはケアマネージャーの経験や知識で、かなり差が出る部分ではあります。ケアマネが頼りないなと思ったら、チェンジできます。

チェンジは無制限ですが、あまり闇雲に拒否ばかりしていると、狭い業界ですので、有名人になります。介護に完璧はないので、妥協も必要です。家族の理解や協力も大切です。

サービス利用開始後も状況によってサービスを追加したり、削ったりはできます。ケアプランは毎月作成するものですので、どんどん相談しましょう。やたら不必要なサービス追加を勧める売上至上主義のケアマネは、利用者のことを真剣に考えていない可能性がありますのでチェンジしたほうがいいかもしれません。

理想的な介護は、何でもおまかせで人に依存するものではなく、本人の尊厳を保持し、有する能力に応じた自立した日常生活を続けることができるというものです。

執事やメイドのようなサービスをイメージしていると、それは大間違いですので、認識を改めてくださいますようお願いします。

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