歩けないけど自転車は乗れるという、要介護のおばあちゃんを知っておりますが、歩けない人が自転車に乗るのは危険ですね。フラフラして、みていてヒヤヒヤします。
そういう方には、高齢者向きの三輪自転車などもありますので、そちらをおすすめします。
足腰も達者で、車の運転も大丈夫、でも、とくに運動もしていなくて体が鈍ってきているという人には、自転車を趣味にするのもいいですね。
このところ、自転車専用道路などができてきて、自転車にやさしい環境が整いつつあります。スポーツ用の自転車も一般的になってきました。電動アシスト自転車の普及も進んできております。
若かりし時の体力がなくなってきていても、少々の長距離や上り坂でもラクラク走れることでしょう。
警察による自転車の無謀運転への取り締まりは厳しくなってきましたが、これはあまりに交通ルールを無視する人が多いからであって、きちんと交通ルールを守って乗れば、自転車は快適だし健康にもいいし経済的な乗り物です。
特に都会では、自転車のほうが便利なことも多いですね。宅急便も車から降りてリヤカーで配達に回っているくらいです。
自転車で用を済ませられるという人が全員、クルマから自転車に乗り換えたら、交通事故とか環境とか、健康とか、医療費とか、社会が変わっていくのではないかと思います。
クルマは確かに便利で快適ですけど、頼りすぎると人間の機能を衰えさせますね。意外なことに田舎暮らしの人のほうがクルマに頼って体力がないんだとか。
定年退職して時間があるのでしたら、できるだけ時間が余分にかかるような生活様式にするといいと思います。そうすると寿命が伸びて、人生の時間がますます増えるんじゃないでしょうか。