福祉車両の選び方

0-14福祉車両はすっかり増えて、どのメーカーでも作っているようになりました。いざ買うときには迷ってしまうと思います。

昔は改造車しかありませんでしたので、ずいぶん高額でしたが、今はラインナップに組み込まれていて、グレードの一つ、といった扱いになっています。おねだんもそんなに飛び抜けて高い、ということもなく購入しやすくなりました。

ただし、お年寄りを車いすのままで乗ってもらうことができる「車いす移動車」、というのがメーカーの作る福祉車両の代表的なものでして、障害を持つ人が操作できるように、というのは、やはり個別に改造する必要があり、一般的ではありません。これはやはりオーダーメイドな改造になってしまうでしょう。

さて、高齢者のいる家庭向けにもいろいろ種類があります。シートがスライドして、乗り降りしやすくなっているもの。シートが車いすに早変わりするもの。スロープで車いすのまま乗車できて、車いすを固定できるもの。スロープではなくリフトになっているもの、などです。ドアのスライド方式なども色々工夫している車種もありますね。

大きめのワゴンの後ろがリフトになっており、おじいちゃんおばあちゃんが車いすのまま乗ることができ、家族もみんな揃って旅行もできる、というのが、おそらくいちばんハイクラスになります。

病院の通院の送り迎えが主な用途なら、軽自動車のスローパーが手軽でしょう。軽自動車でもワゴンタイプがおすすめです。天井が低い車種だと、車いすでは頭の上にかなり圧迫感があり、前も見づらいので、あまりいい気分ではありません。ほとんど目を閉じている、という場合は気にならないかもしれませんが。

しかし、こういった福祉車両は、結局出番が少なかったという話はよく聞きます。なぜなら高齢者の状態はどんどん変わっていくものですから、車が納車されたと思ったら寝たきりになったとか、亡くなったということも多いのです。症状がずっと安定していて、毎日でも使う、という人には良いと思うのですが、急に具合が悪くなって要介護状態になったと、あわてて購入するのは、少し様子を見てからがいいと思います。

たまの旅行のために、というのは、もしかすると活躍することがないかもしれません。時々のことなら、介護タクシーを利用をおすすめしたいところです。

ちなみに介護タクシー業者に人気の車種は、ダイハツのアトレーなどの箱型の軽四、またはワゴンRのようなタイプです。昇降装置はリフトよりスローパーが素早く操作でき故障も少ないので好まれます。車いすの固定がワンタッチでできるというのも意外と重要です。

普通車では、トヨタのノアやボクシーのタイプが大きすぎず機動性があって、介護タクシーにも人気です。業務用はシンプルがベストです。広いので、車いすをリクライングさせた状態でも乗ることができます。

大阪や東京のモーターショーでは福祉車両の展示も大々的にやっておりますので、実際にいろんなメーカーの車に触れてみるのが良いと思います。

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