新米高齢者運転手のリスク

このたびの軽井沢のバスの事故はたいへんなことで、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

バス会社の運営の裏側が気になりましたので、ちょっと思うところを書いてみたいと思います。

いろいろな報道を見ていて思ったのが、事故は起こるべくして起こったのだろうなということです。なんていうか、ものすごくやっつけ仕事の印象を受けました。

 

儲かりそうなんで格安バス事業をはじめたものの、運送関係の運転手が非常に人手不足なんで、とりあえず免許を持っている高齢の運転手を雇い入れ、ろくすっぽトレーニングもなしに、現場の仕事に出した。

計画や報告書も形だけのおざなりで、ルート選択も運転手任せで途中の連絡もなし。

点呼は当日社長が時間を間違えて遅刻したので、できなかった、ということになっていますが、多分常日頃からやってなかったんじゃないでしょうか。

法定以下の格安で運行を引き受けてるということは、どこにしわ寄せが来るかというと、運転手の労働条件とか、研修や健康診断などのお金がかかって直接収益にならない部分のカット、車両関係のコストダウンです。

ちょっとしんどいと思うけど、頑張って走ってちょうだい、という雰囲気を想像できます。人手不足で交代要員を補充できなかったのでしょうし、人を雇うより、少ない人員のお給料をちょっと増やしたほうが安上がりです。(社会保険とか。)

 

高齢新米ドライバーは、なれない大型バスの運転で緊張もあったでしょうし、高齢だと連続勤務はしんどいでしょうし、どこか体の悪いところを隠していた可能性も考えられます。

一事が万事なんで、車の整備などもいいかげんだったかもしれません。今回の事故の原因は車に起因するものではなかったようですが、このまま続けていても、そのうちパンクしたり火を吹いたりしているんじゃないでしょうか。

 

私は普段市バスにはよく乗ります。町中をとろとろ走るバスなんで、事故をしたって、ちゃんと席に座っていれば死にはせんだろうと思うからです。すぐに救急車も来るだろうし。

それでもつい運転手の動きの見える席に座りたくなりますね。

 

夜行バスなどは乗りたくないですねー。私自身が夜通しバスを運転できる自信がないからです。

電車や飛行機は運転したことがないので、かえって不安も感じませんが、大型自動車は運転の経験がありますもので、人の運転は下手くそだと不安になります。

でも一般のお客にとっては、市バスも長距離観光バスも同じような感覚でしょうし、老舗の、体制の整ったバス会社も、新興のいい加減なバス会社も区別がつかないでしょう。

同じようなおじいさん運転手でも、この道40年のベテランもいれば、職にあぶれて、職安で募集していた人手不足のバス運転手に引っかかったって人もいるわけで、そんなもん事前に見極めようもないです。

 

利用者として自衛の策としては、格安プランは避けるということでしょうかねー。費用をケチって自分の安全を手放しているんだという意識でいいのではないかと思います。

事故はたまたま起こるものではなく、因果関係はあります。格安というのは安全を犠牲にしているものと思って、そんなに見当違いでもないと思います。

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