介護施設の身体拘束を許さない

0-27厚生労働省の研究によると介護施設での身体拘束されているケースは6万人もいるんだとか。全体の2.3%だそうです。

拘束といえば、犯罪者とか捕虜をひっ捕まえて、閉じ込めたり動けなくしておくような言葉の印象がありますが、介護の現場の拘束とは、そんな非人道的な拘束とは、違っております。

貧困ビジネスで、保護費をとりあげて閉じ込めておくというような悪辣なのは言語道断として、致し方なく安全のために、というのがほとんどです。

主な拘束は、

○ベッドを柵で囲む(自分で降りられないように) 47.1%

○点滴の管を抜かないように手袋 45.6%

○車いすに拘束帯(立ち上がらないように) 31.6%

○ベッドに縛る(転落防止) 5.2%

○ベッドや車いすに縛る(徘徊防止) 3.6%

○向精神剤過剰投与 1.7%

必要の乏しい拘束は虐待になるとのことですが、上記で必要に乏しくないものって、どれでしょう…

人員の増員や施設設備の改善でなんとかなるような気もしますが、なんともならんでしょう。なかには職員が楽するために手抜きで、というケースも有ると思いますが、ほとんどは、人手不足でやむにやまれず、だと思います。

拘束が認められるのは、本人などの命が危険にさらされる、他に代替手段がない、一時的なものに限って、ということですが、どれも一時的ではないですよね。たぶん。

しかしこれ、仮に24時間体制で誰かが見張っていたとして、ベッドから落ちそうになったらとめる、管を抜きそうになったら抑える、なんてするのは、どうなんでしょう。

人の手だから拘束ではない?

では、ロボットなら?

人型ロボットは高くつくから、手だけのロボットでは?

手の形は難しいから、自動バーとかでは?

となると、拘束と変わらないような気がします。

拘束される側が、拘束だと感じたら拘束だ、という考え方もできますが、人間が見張っていても拘束だと感じられることはあるわけです。

それなら柵でもつけといてもらっていたほうが気楽だ、なんてことも。

難しい問題ですが、役所が問題視することって、あんまり現場の問題意識とマッチしていないことは多いので、上記のデータを見るだけで憤慨するのは、現状を知らない人です。

介護する側も、される側も、どちらも助かる方法を考えていかないといけませんが、そういうことを考えるのは役所ではなくて、ベンチャーな人々です。

しかし、ベンチャーな人々のチャレンジを拒むのが役所だったりしますので、まったく困ったものなのです。

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