介護殺人の悲劇を起こさないために

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長年に渡る介護生活に疲れ果て、お金もなくなり、頼れる人もなく、将来に希望もなくなり、生きていても辛いだけ、となると誰にでも介護殺人事件は起こりえます。

介護生活が長引くと、社会との交流もなくなって、ものすごく狭い範囲でしか物事を考えられなくなります。できることはもうない、と、寝たきりや認知症の親、もしくは配偶者、もしくは子を殺して、自分も死のう、という考えに陥ってしまいます。

殺人は犯罪ですが、裁く側も容疑者に涙するという事件もありますね。

私は介護職でしたもんで、利用できる制度とか、頼るべきところとか、いろいろたくさん知っています。そういうのを知っていれば、ここまで自らを追い詰めなくても、なんとかなったんじゃないか、と思えるんです。

夫婦の両方が寝たきりでも、事業者が7つくらい、ケアマネやヘルパー、看護師など、常時30人くらいがかかわって、亡くなる直前まで自宅で過ごせたというケースも有りました。

介護保険制度をフルに利用してこそ、できたことでした。

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介護殺人をする前にケアマネに相談を

こういうとき頼るべきは、人情味あるケアマネです。

役所はあきません。担当者はコロコロ変わるし、ドライです。まあ、役所の人間は、ひとりひとりに深く関わっていたら仕事が回りませんから、それでいいと思います。

ここは、金で動く民間事業所のケアマネが良いです。ケアマネへのお金は役所が払ってくれます。

ケアマネは、少々無理っぽいと思っても、なんとかしよう! と考えてくれるもので、もちろん経験のある優秀なケアマネである必要はありますが、一番頼れます。

ケアマネに頼ったら、無理でも無茶でも何でも泣きついて要望を伝えましょう。担当ケアマネが手に負えないと思っても、横のつながりはありますから、知恵を借りてきてくれます。

自分たちだけでなんとかしようとするのが、一番なんともなりません。

それから親戚縁者隣近所、みんな巻き込みましょう。迷惑をかけてはいけない、という考えは捨てて、お互い様でいきましょう。

古い人は、人様に迷惑をかけてはいけない、なんていいますが、殺人事件なんて起こされたらそれこそ大迷惑です。細かい迷惑ならお互い様ですみます。現代日本では、この「お互い様」の感覚が失われているような気がします。

面倒かけあっての人間のつながりです。

そのためにも元気なうちの日頃から、あっちこっちに声をかけて恩をばらまいて、愛される人でおりましょう。

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